スリランカ旅

【2024年3月最新】スリランカのローカルバス攻略/乗り方、運賃、ルート、乗車場所

この記事ではスリランカでのローカルバスの旅についてご案内します。
2024年3月の3週間のスリランカ旅のほとんどをローカルバスで移動しました。
とくに一人旅の場合、タクシーなどで移動するよりかなり旅費を抑えることができます。

エアコンがなかったり、椅子が固かったり、目的のバスになかなか乗れなかったりなど
大変な面も多いですが、

現地にどっぷり浸かった旅がしたい方や私みたいな節約派の旅人にはおすすめです。

私が今回バスを使ったルートは以下の通りです。

  1. ネゴンボ→コロンボ
  2. ゴール→ラトナプラ
  3. ラトナプラ→キャンディー
  4. キャンディー→ダンブッラ
  5. ダンブッラ→シギリヤ
  6. シギリヤ→ポロンナルワ
  7. ポロンナルワ→アヌラーダプラ
  8. アヌラーダプラ→コロンボ
  9. コロンボ→ネゴンボ

この記事では、順を追ってそれぞれのルートの詳細をご案内します。

その前にまずはバスの乗り方や基本情報をお届けします。

この記事は2024年3月時点の情報です。特に運賃は短期間で変更になる可能性があります

バスの基本情報

まずはバスの見た目から。

スリランカのACなしのローカルバスは、だいたいこんな感じです。

正面上部にバスのルート番号と行き先が表記されています。
(写真のバスはルート番号48)

同じルート番号でも始点または終点がどこかは異なるようです。
(おそらく同じルートでも途中までしか行かない、最終地点まで行くなど)

きれいなエアコン付きバスもありますが、あまり本数がないのと料金も高くなります。

ただACなしのローカルバスでもインドみたいに「汚くてこのシートに座りたくない・・・」っていうことはありませんでした。

バス停はグーグルマップで確認できます。
目的地までの経路検索で、お目当てのバスが来る最寄りのバス停を確認しましょう。
主要都市ではバスの出発地点で乗ると、席をより確実に確保できます。

道端のバス停にはこのような看板があったり、待合席があったりします。

バスの乗り方

乗車の際は、まず自分が乗りたいバスのルート番号をグーグルマップや地元の人などに聞いて入手します。

バス停では、走ってくるバスのルート番号をできるだけ早く目視します。

お目当てのバスが来たら、乗車の前に、車掌や運転手、乗客に目的地を伝えて、そのバスが目的地に行くかどうかを確認しましょう。

乗り方は、前後の乗り降り口から乗車。

乗車したら大きな荷物は運転手の横の柵の中に入れます。


もしくは、車掌がバックネットに荷物を入れてくれることもあります。

料金は走り出してからの後払いです。
走り出してしばらくしてから、車掌がレシート(切符?)発行の機械を持って巡回してきます。
その人に目的地を伝えると、料金を教えてくれます。
料金を払うと、レシートを発行してくれます。

目的地を伝えておけば、着いたら車掌などが教えてくれることもあります。
ただグーグルマップで目的地に近いことを確認したら席を立ち、荷物のある前のドア付近で待機するのがおすすめ。
降車場所は基本的にバス停ですが、わりとどこでも降ろしてくれるイメージ。

主要都市のバスターミナル、ルート案内

1 ネゴンボ→コロンボ

乗車場所

ネゴンボのバスターミナルの場所はこちら。

ここからコロンボ行きのバスに乗りました。

運賃

運賃は、ACなしが170ルピー、AC付が340ルピー。
340ルピーのAC付マイクロバスに乗りました。

乗車時間

1時間ほどでコロンボ・フォートに到着しました。

降車場所


コロンボでの降車場所はこのあたりでした。

2 ゴール→ラトナプラ

このルートが一番苦戦しました。
昔の記事では山間部を通ってラトナプラに行くバスがでてきたり、宿の人いわく、1日に2本はゴールからラトナプラに行く直通バスが出ているらしいです。
ただ、グーグル検索すると、一度コロンボ近くの高速バスジャンクションに行って、バスを乗り換えてラトナプラに行くルートが出てきます。
今回はグーグルを信じてこのルートを選択しました。

ルート・乗車時間

  • ゴール→Kottawa(Makumburaバスターミナル) 1時間30分
  • Makumburaバス停→Ratnapura 2時間30分

 

ゴールの乗車場所

まずはゴールの高速バス乗り場へ

高速バス乗り場の場所はこちらです。

Kottawaに向かう高速バス

ゴールの通常のローカルバスターミナルではなく、旧市街側の砦の駐車場のようになっている場所にAC付の立派なバスが停まっています。
予約は不要でした。30分起きくらいにバスが出ているので安心です。

ゴールからKottawaまでの高速バス運賃

運賃は850ルピー。高速道路を一気にKottawaまで行くので早いです。
途中の停車などはほぼありませんでした。

降車場所


Kottawaでラトナプラに行くバスに乗り換えるのですが、私はひとつ前のバスターミナルのMakumburaで降りました。(場所的にはほぼKottawaですが)
ただこのターミナルのインフォメーションの人に聞くと、ラトナプラ行きのバスはターミナル内には入らず、ターミナル外の道路の停留所に停まるということでした。
ターミナルを出て、道沿いのバス停の「Makumbura」でバスが来るのを待ちます。

Makumburaの乗車場所

Googleマップによると、ルート番号は99か、122。
ただ同じ番号でもどこまで行くのかはバスによって異なるよう。
バスは4分おきと割と頻繁にあるはずなのですが、「ラトナプラ」と言ってもなかなか乗せてくれません。

30分くらいは待っていたので、通りかかったハイヤーの運転手が教えてくれたのですが、
99番は遠くBadullaまで行くので、ラトナプラまでしか行かない人を乗せたくない。
なので122番でラトナプラまで行くバスに乗るようにということでした。
その後しばらくして、122番のバスが乗せてくれました。

運賃

Makumburaからラトナプラまでの運賃は318ルピーでした。

降車場所

ラトナプラのバスターミナルで降りました。

3 ラトナプラ→キャンディー

ラトナプラからはキャンディーへの直行バスが出ていました。
このバスはGoogleマップのルート検索では出てきませんでした。
Googleマップでは、途中の町で乗り換えるルートが出てきます。
それでも問題ありませんが、時間・労力の節約を考えると、直行がベターです。
私が確認したのは2本。
1本目は10:15発。
2本目は12:30発。
私は12:30発のバスに乗りました。
バスの本数が少ないこともあってか、出発の30分前には席がほぼ埋まります。
私は45分前くらいには着きましたが、8割方が埋まっていました。
確実に座りたいなら、事前に出発時間を確認して、1時間前くらいにバスターミナルに着くのがベターかもしれません。

乗車場所

乗車場所はラトナプラのバスターミナルです。

キャンディ行きのバス乗り場

運賃

503ルピー
(500ルピーの支払いでOK)

乗車時間

約4時間

降車場所

キャンディーの線路脇の道が最終地点。

ここでバスを降りました。

駅にも近い場所です。

4 キャンディー→ダンブッラ

キャンディーからダンブッラへも直行で行けます。
朝から夜まで割と頻繁にバスが出ているよう。
私はお昼の12時半くらいのバスに乗りました。

乗車場所

私はキャンディーのバスターミナルから乗りました。
ダンブッラ行きのバスは、ラトナプラから降りたのと同じくらいの場所に来ます。

ターミナルになっている場所から、キャンディー駅の方に線路脇を歩いていくと、ダンブッラ行きのバスがありました。

バスはバスターミナルから出発したのち、旧市街のバス停を経由して行ったので、
こっちが近い人は下のバス停でも大丈夫そう。

運賃

280ルピー

乗車時間

約2時間

降車場所

宿のすぐ近くで降ろしてもらうことに成功しました。

バスはダンブッラのバスターミナルまで向かうはずです。

5 ダンブッラ→シギリヤ

ダンブッラからシギリヤへのバスもGoogleマップに出てきませんがあります。
直行で行けます。
地元の人によると30分に1本くらいはあるそう。

乗車場所


ダンブッラのバスターミナルからバスが出ています。
シギリヤ行きのバスが来るのは一番奥の乗り場。
壁に「SIGIRIYA」と書かれているのでわかりやすいです。

バスの中で出発を待っていると、乗客ではないおじさんがバスの外から「このバスはシギリヤ行きじゃないよ」と声をかけてきました。「え?」と困惑して、バスの中で近くに座っていたおばちゃんに目線で問うと、「何言ってんの、これはシギリヤ行きだよ」とおじさんを撃退してくれました。おじさんがだまそうとしたのか、親切心だったのかはなぞですが、ご注意を。

シギリヤに向かうバス、奥の壁に行き先が書いてあります

バスはダンブッラのバスターミナルを出発したら北上して、この辺りのバス停でも長いこと停まって客待ちしてたので、
こっちが近い人はこっちのバス停でも大丈夫そう。

運賃

100ルピー

乗車時間

約1時間

降車場所

シギリヤのバス停に着く前に、宿が近い場所で降りました。

 

6 シギリヤ→ポロンナルワ

シギリヤからポロンナルワにバスで行くには、乗り換えが必要です。
ただ乗り換えるバスにはわりとすぐに乗ることができました

ルート・乗車時間

  • シギリヤ→イナマルワ 乗車時間約30分
  • イナマルワ→ポロンナルワ 乗車時間約1時間40分

 

シギリヤ乗車場所


このあたりにあるバス停で待っていました。

バス停の看板と、待合室が目印。

バスはなかなか来ず。でも30分起きくらいにはあるはず。
私も30分くらい待ってバスに乗れました。
待っている間、トゥクトゥクの勧誘が結構あります。

運賃

100ルピー
シギリヤからイナマルワは、距離的にダンブッラーシギリヤ間の半分くらいな気がしますが、運賃は同じでした。
ぼったくられてはないと思う、、たぶん。

イナマルワ降車場所


大通りに入った地点で降ります。

イナマルワ乗車場所


ポロンナルワに行くので、道の反対側にわたって待ちます。
ここで乗れるか若干不安でしたが、問題ありませんでした。
ルート番号48番のバスに乗りました。
割とすぐに乗れました。

運賃

イナマルワからポロンナルワまで250ルピー。

降車場所


時計塔の付近で降りました。

 

7 ポロンナルワ→アヌラーダプラ

これもGoogleマップでは直行が出てこなかったのですが、宿の人や地元の人に聞くと直行バスがありました。
45分に1本くらい出ているとか。
バスのルート番号は75番です。

乗車場所


時計塔の近くにバス停があるので、そこで待ちましょう。
場所はこのお店の前あたり。

バス停はたくさんの人が待っているのでわかります。

ダンブッラから来た際にバスを降りた時計塔前では、バスが止まってくれませんでした。

運賃

450ルピー

乗車時間

約3時間

降車場所

アヌラーダプラのニュータウンのバス停で降りました。
オールドのほうのバス停付近でも降りることができます。

 

8 アヌラーダプラ→コロンボ

アヌラーダプラからコロンボへは、30分おきぐらいにバスが出ています。
始発地点はオールドのほうのバス停。
そこから乗ったほうが席がとれるのは確実なのですが、わたしは早く乗りたかったのと、ニュータウンのほうに宿をとっていて近いため、ニュータウンから乗りました。
結果的に、オールドのほうに行く時間やお金を節約し、すぐ出発するバスに乗れたのでよかったです。
席も空いていて座れました。

乗車場所

ニュータウンのバスターミナルの中ではなく、バスターミナルが面している道沿いで待ちます。
たくさんの人が待っているのでわかるはず。

運賃

975ルピー
AC付も出ているみたいですが、私が乗ったのはAC無しのバスです。

所要時間

約5時間

降車場所

今回はコロンボフォートのこのあたりで降りました。

 

9 コロンボ→ネゴンボ

最初に泊まった、空港近くの海沿いの町のネゴンボに戻りました。
コロンボ・フォートからバスが出ています。

乗車場所


乗車場所はこのあたり、バスターミナルの中に乗り場があります。

ネゴンボ行きのバス

AC付と思われる高速バスもとまっていました。

運賃

170ルピー(ACなし)

所要時間

約1時間

降車場所

ネゴンボのバスターミナルまで行くはずですが、宿の都合で途中のネゴンボ駅前で降りました。

後記

主要都市間の大移動でバスを使用したのは以上でした。
たとえば、ゴール近くのHikkaduwaなど、付近の町への移動もバスを使いましたが、
それらは別の記事で書けたらと思っています。

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私も渡航前にいろんなブログを拝見しましたが、コロナ後以降の記事は少ないと感じました。最新のバス運賃など、参考になれば幸いです。
ほとんど切符もらっているので、ぼったくられてないはず、、、きっと!

数年前の記事と比べると、バス運賃がすごく上がっています。

シギリヤのライオンロックなどの入場料も軒並み上がっていました。。。
円安なのもあってつらいところですが、ビザ申請料の50ドルを無料にしてもらったのでお得に旅ができました。
スリランカだけじゃないですが、どんどん物価があがりそうなので、旅は早いうちがいいのかなーと思ったり。
でも旅は、行きたいと思った時が行き時に違いないですよね。

物価が上がっているとはいえ、まだまだお得に旅ができるスリランカ。
いまインドにいるのですが、インドと比べても相対的にまだ少し安く過ごせる気がします。

貧乏バックパッカーのスリランカ1カ月の旅費まとめナマステ!駆け出しノマドのぺこです。 海外拠点で自由に働くライフスタイルを模索中。 現在はインドのマクドナルドでこの記事を書...

インドぽい人懐こさがありながら、人口が少ないからなのかよりのんびりして、だましてくる人も少ないように感じました。
アヌラーダプラで唯一遭遇して話した日本人の旅行者は、「歓迎してくれているのを感じる」と言っていてたしかになと思いました。
仏教の国なのも、親しみやすさの由来なのかな。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。

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