なますて!
ぺこ(@sekaigurashi)です。
今回はマハーバリプラムを離れてティルチラパッリ(以下、ティルチ)に向かうルートについて書いていこうと思います。
マハーバリプラムからティルチへは、チェンナイからマハーバリプラムへも遠いです。そして私が調べたところによると、一本のバスで行くというのができないようです。
では、実際私がとったルートについてシェアしていきます。
ティルチってどこ?どうやって行く?
ティルチはタミルナードゥ州中部にある大きな都市です。
車で行くなら4時間15分と出てきますが、もちろん旅人はインドに自家用車なんてないので、公共交通機関で行くとなるとさらに時間がかかります。
いや、Google Mapの検索結果を見るに、いったんチェンナイに戻って空路を使うのが一番早いかもしれませんね。
しかし、飛行機代を払うという選択肢は初めから私には無く。バス一択でした。
が、バスと言ってもいくつかルートが考えられ、1本のバスで行ける”最善の方法”というのはありませんでした。
この時私が考えていたのが以下の3ルート。
- チェンナイに戻って直行のバスで行く
- チェンナイから乗ってきたポンディチェリー行きのバスに乗り、プドゥチェリーで乗り換える
- 他のルートがあるか?
いくら直行のバスがあるとはいえ、一回また2時間かけてチェンナイに戻るのは時間効率を考えると良くない。マハーバリプラムのちょっと南にあるプドゥチェリーまで行けばティルチへのバスがあるのでそれで行こうかと思っていました。しかし、私が乗ってきたチェンナイからプドゥチェリーに行くバスはほぼ満席状態で、マハーバリプラムで降りる人はあまり多くなかった。途中のマハーバリプラムから大きなバックパックを背負って乗るとなると、大分大変そう。座れないだろうし・・・。
とりあえず、お世話になったRAJALAKSHMI Guest houseの支配人にティルチへのルートを聞いてみることにしました。
ティルチに行くのにプドゥチェリー経由で行こうと思っているんですけど・・・。と相談してみました。
すると彼曰く、プドゥチェリーからティルチへのバスは本数が少ないから行きにくい。それならすぐそこのMahabalipuram Bus Station からでているローカルバスで一度 Tambaramに向かい、そこから出ているバスで直接ティルチに行ける。それならもっと本数が多いからそうしたほうが良いという話を教えてくれました。
頼んでメモも書いてもらいました。
Mahabalipurum
↓ No.515
Tambaram
↓ ?
Tirchy
このルートなら一度マハーバリプラム北のバイパスまで出る必要もなく、プドゥチェリーからティルチへのバスが少ないことは私も気にしているところだったので、このルートを試してみることにしました。
宿の支配人にお礼を言って、すぐ近くのバスステーションに向かいました。
インドにおいては、どんなに良い人からの情報でも念のため複数人に話を聞くことを鉄則としています。
そこでバス停の向かいにある売店で水を買うついでにその店員のAさんと常連客(か、近くの店員)らしきBさんに話を聞いてみました。支配人に書いてもらったメモを見せつつ、ティルチまでこのルートで行こうと思っているんだけど、どうでしょうと尋ねてみました。
するとその2人曰く、なるほど確かにプドゥチェリーから行くよりこのルートの方が良いだろう。だけど、Tambaramまで行くよりPerugalathuroorでTrichy行のバスに乗り換えた方が良いだろう。
ということでした。またしてもメモを書いてもらいました。
Mahabalipuram
↓ ?No.115?
Perugalathuroor
↓ ?
Tirchy
彼らの答えにまた新しい見知らぬ地名が出てきたことに焦り、そしてその時マハーバリプラムのバス停にはちょうど宿の支配人に教えてもらった515の黄色いバスが停まっていたので、あれで行こうと思っていたというと、「ああ、ならあれでも問題ないよ」と、メモのバス番号の文字を515に書き換えてくれました。
つまり、515のバスはPerugalathuroorにも行くらしい。私がその時、Google Mapで2つの地名を検索してみると、このPerugalathuroorの方が若干近いようでした。
ということで、お礼を言ってバスに乗り込んだ私は、先にバスに乗っていた純粋そうな若者にこのバスはPerugalathuroorとTambaramに行くか、メモを見せつつ聞いてみました。
するとどちらも行くと言う。では、Tirchyに行くならどちらで乗り換えるのがいいかきくと、どちらも変わらないという返答。むむむ。
マハーバリプラムからペランガラサーまで
私はとりあえず、近いPerugalathuroorで降りてTirchy行のバスを探してみることにしました。しばらくして乗り込んできた車掌さんにも、Tirchyに行きたくて、Perugalathuroorで降りるということを伝えておきます。Perugalathuroorまでの料金は、25Rsでした。
もちろん周りはみんなローカル!ちょっとうきうき。
検索してみると、Perugalathuroorという地名はGoogleMap上にはなくて、たぶんこのペランガラサー(Perugalatur)というところがそこなんだと思います。
そのペランガラサーまではバスで1時間以上かかります。
田舎道を永遠と進むかと思われたバスは、だんだんと都会に入ってきました。何だか不安になった私は周りの乗客にもメモを見せてみました。
すると周りの乗客が現地語で話し、運転手にも私がTirchy行のバスに乗りたいことを教えてくれました。(たぶん)それを聞いた運転手は、Perugalathuroorに近くなると目で合図し、Tirchy行のバスは道の向かいから出ていることを教えてくれました。
走る車内で私が重たいバックパックを背負うのに手こずっていると、隣に座っていた女性が重たいバックパックを支えて手伝ってくれました。私がTirchyに行く話をしていたのを聞いていたため、温かく送り出してくれました。ありがたい。
ペランガラサーからティルチラパッリへ
着いたのは多分ここ。
降りたらとりあえずトイレ・・・って思ってたんですが、次のバスも探さなければ・・・と歩きながら、近くを歩いていた人にTirchy行のバスを聞いてみると、すぐそこでもう出発を待っている状況でした。
えええ!!ありがとう!とその人にお礼を言いつつ、そのバスの車掌と思しき人にTirchyまでいくらか聞くと、300Rsとのこと。ちょっと高いか?と思ったのですが、よく見てみるとそのバスはこれまで乗ったことのないくらい新しいデラックスバスでした。
クーラーでキンキンに冷えていて寒いくらい。座席もふかふか。これならそのぐらいするか・・・。と了承。
トイレに行きたいことを伝えるも、なぜか聞き入れられない。もうすぐ出発するようでした。しかたないのでトイレは休憩地で行くことにして乗車。
一番後ろの席を陣取り、念のため周りの人にチケットの値段を聞いてみると、私が言われた値段と相違ありませんでした。
周りを見渡しても外国人らしき人は私だけ。
料金の回収に回ってきた車掌にお金を払うと、Tirchyまでは280Rsでした。あれ?安くなっている・・・。300Rsは四捨五入した金額だったのでしょうか?安い分にはありがたいので何も文句を言わずに払いましたw
クーラーが効いているバス内では、インド映画が流れていて、3本くらい見ました。現地語はわかりませんが、映像なのでだいたいの話の流れはわかります。村に住む象と仲良しの青年が美女に出会って、戦いに参加して・・・っていう映画があったんですが、あれ結末どうだったけな?その次は蛇の悪魔みたいのに取りつかれた女の子のサスペンス調のお話でした・・・。
途中のインド版サービスエリア的なところで休憩。やっとトイレにありつけました。5Rs払うトイレでした。まぁ野原じゃないだけありがたいと思おう。
同じバスに乗っていた人が昼ご飯を食べていました。もう休憩はないだろうと思い、迷った挙句、私も食べとくことに。
慌ててミールズをかきこみます。
私があまりにも焦っていたため、周りの人からそんなに慌てなくて大丈夫という言葉が・・・。
ここがどこだったかは謎です。
その後バスはVillupuram Bus Standという大きなバスターミナルに停まりました。ここはプドゥチェリーから近く、プドゥチェリーからティルチに行く際もここで乗り換えた方が良いとされています。
が、私が乗ってきたバスは既にほぼ満員。入口付近にいた1人だけ乗せて満席となったので、その後の乗客は全て断られていました。立ち乗りはさせないバスなんですね。
ここからティルチまではまだ全体の距離の半分くらいあります。
長い・・・。
朝マハーバリプラムを出て、ティルチに着いたのは16時半ぐらいだったのではないかと思います。
ティルチのセントラルバススタンドは巨大でした。このバススタンドでまたトイレへ。5Rsなり。しかし汚い。お金を取るくせに汚い。今まででワーストクラス。ご注意を。
で、これから宿探し。
兎にも角にも、無事ティルチについて良かったです。ペランガラサーからティルチまで乗ったバスは今までインドで乗ったバスで一番快適でした。
最後にかかった料金をまとめます。
★マハーバリプラム バスステーション
↓ No.515 / 25Rs
★ペランガラサー バスステーション(乗り換え)
↓ デラックスバス / 280Rs
★ティルチラパッリ セントラルバスステーション
計: 305Rs
こんな感じになりました。
同じルートをたどる方がいたら、参考にしてみてください。