なますて!
海外放浪中のぺこです。
今回は日本人にはまだあまり知られていない生きる聖者に会ったお話。
母を意味する「アンマ」と呼ばれている聖者で、インドではけっこう有名です。
この方が、ちょうど来日されるようですので、急遽このタイミングで記事を書くことにしました。
来日プログラムをすぐ知りたい方は、以下の目次より「2024年8月の来日プログラム」まで飛んでください。
日本からだとおとぎ話か何かのように聞こえる「聖者」という単語。
「なんとなく気になる!」という方にこの記事が届けば嬉しいです。
私が「アンマ」を知ったきっかけ
私が最初にアンマを知ったのは、旅人のレジェンド的なガイドブック「地球の歩き方」の南インド編にある聖者紹介のページ。
そのページにはたしか、4人の聖者が載っていて、うち3人は既に故人。
唯一生存しているのが、今回紹介するアンマと呼ばれる聖者でした。
私より少し前にインドを旅していた日本人の中には、マザー・テレサに会ったことがあったり、サイババに会ったことがあったりする人も多い。
初めてインドを訪れた2015年、マザーハウス(マザー・テレサがいた施設)でボランティアをしましたが、当時既にマザー・テレサは亡くなっていました。
単純な好奇心で、聖者と呼ばれる人に会ってみたいという思いがありました。
次にアンマを認識したのは、2度目のインド渡航時。
バンガロールに向かうトランジットで訪れたコーチン空港で出会った子ども連れの日本人女性から、「これからアンマのアシュラムに行くけど、一緒に来ない?」と誘われました。
ああ、ここからあの聖者のアシュラムに行けるのかと、アシュラムの場所をその時認識しました。
その時は、バンガロールで英語学校に行く予定だったので、丁重にお断りしましたが、
あの時、あの誘いに乗っていたら、どんな旅が待っていたのだろうと思い返すことがありました。
今回(2024年)のインド旅で、ちょうどケララ州を縦断していたので、アンマのアシュラムを訪れてみることにしました。
私は現代の多くの日本人と同じで、家系的には仏教徒(お葬式は仏教式)ですが、家に仏壇もなければ、お経のひとつも唱えられない。
どちらかというと無宗教といったほうが近いくらいだと思います。
それでも、聖者と呼ばれる人がどんな人なのか、
その人に会って自分がどう感じるのかに興味がありました。
アンマとはどんな人?
本名はマーター・アムリターナンダマイー。
インド南部ケララ州の漁村(現在アシュラムがあるアムリタプリ)出身の女性。
誕生日は1953年9月27日で現在70歳。
少女の頃から、困っている人に物を与えたり、抱きしめたりして、アンマの周りに人が集まっていったそうです。
現在インドでは割と有名な聖者で、「抱擁の聖者」として知られています。
どんな人も、実際に抱きしめることからその代名詞がつきました。
新型コロナ禍前は世界各国を訪れていて、各地で抱擁しているみたいです。
現地のオリエンテーションで見たビデオで知ったのですが、東日本大震災の際には現地を訪れて100万ドルを寄付したそうです。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
アシュラムへの行き方
アンマのアシュラムはインド南部ケララ州のバックウォーター地帯に位置するアムリタプリにあります。
アシュラムとは、日本語で僧院と訳されることがあるみたいですが、例えばヨガの学校や孤児院、女性の自立のために裁縫を教える教室もアシュラムと呼ばれたりします。
アンマのアシュラムの場合は、アンマの本拠地として、アンマを支持する人が世界中から集まって生活する場所です。
私はケララ州の州都トリバンドラムからインド鉄道で最寄り駅まで行きました。
ケララ州の商業都市コーチンからも、鉄道・バスで最寄り駅・バスターミナルまで行けます。
アシュラムを出たあとは、バスでアレッピーに向かいました。
この記事では、私が利用した移動手段を中心にお伝えしますが、日本人を含めた外国人で、アシュラムの滞在を目的にインドにくる場合、コーチン空港からタクシーで来る人が多いみたいです。
アシュラムの位置
アシュラムの場所はこちら。
アシュラムのあるアムリタプリは、海岸沿いにあります。
一方、最寄りの鉄道駅やバスターミナルはやや内陸にあり、アシュラムへは最終的にタクシーやオートリリキシャ(東南アジアのトゥクトゥク)で行く必要があります。
徒歩の場合は、2時間以上かかるかと思います。
1 鉄道を利用
私はケララ州の州都のトリバンドラムから鉄道で、
トリバンドラム寄りの最寄り駅の「Karunagapalli(カルナガパッリ)駅」に行きました。
カルナガパッリ駅の場所はこちら。
鉄道チケットはオンラインで取得しました。
インド在住者は、電子決済アプリの「Paytm(ペイティーエム)」で簡単に鉄道チケットを取得できます。
旅行者も、国鉄サイトとアプリを利用してオンラインでチケットの入手が可能。
また国内鉄道駅でも取得可能です。(ほかの駅でも可)
鉄道チケットは、時期によって需要が高くなるので、早めに予約するのがおすすめです。
トリバンドラムからカルナガパッリまでは比較的近く、鉄道で2時間かかりません。
私が乗ったのは、以下の列車です。
- 列車名 Cape Pune Exp(ケープ・プネ・エクスプレス)
- Tribandrum Cntt(トリバンドラム・カント)駅 10:40発
- Karunagapalli(カルナガパッリ)駅 12:20着
クラスはSL(スリーパークラス)で、運賃は182ルピーでした。
私は節約をかねて、駅から大通りに面したレストランまで歩きました。(約20分ほど)
余談ですがとても人気なべジレストランだったので気になる人はぜひ。
そのレストランから大通りを挟んで向かいからオートに乗り、アシュラムに向かいました。
「アムリタプリアシュラム」といえば通じます。
海沿いを通って車(オート)アシュラムの目の前に行くこともできるのですが、
私が乗ったオートの運転手はその道を知らなかったようで、川を挟んだ地点に着きました。
ただ、川を挟んだ地点からアシュラムへは、徒歩で橋(車は通れない)を渡ってすぐです。
オートの運賃は運転手の言い値で300ルピーだったので、値切らず乗りました。
運賃は必ず乗る前に確認し、高ければ交渉しましょう。
ただ、このあたりはデリーなどと比べると擦れた人がおらず、だましてくる人は少ないと思います。
2 バスを利用
アシュラムに2日滞在した後、バスでアレッピーに向かいました。
アシュラム最寄りのKarunagapalli(カルナガパッリ)バススタンドはこちらです。
アシュラムからバスターミナルへは、オートで向かいました。
運賃は運転手の言い値で300ルピーだったので、それでOKしました。
オートを捕まえたのは、行きにオートを降りた場所周辺で、アシュラムから歩いて橋を渡って右手に向かった地点です。
ちょうどこの船着き場の辺り。
(アシュラムの目の前で出待ちしているオートもいましたが、なんとなく運賃が高そうな気がして、橋を渡って向かいに歩きました)
バスターミナルでは、待っている人にアレッピー行きのバスを聞き、わりとすぐに乗ることができました。
Karunagapalliバスターミナルからアレッピーのバスターミナルまでの運賃は81ルピーでした。
3 タクシーで行く場合
お金に余裕がある方、スケジュールがタイトな方、バスや鉄道での移動が不安な方は、空港から直接タクシーで向かうことができます。
空港でタクシーを手配できるほか、アシュラム経由で、タクシーの予約が可能なようです。
私は利用していないので、詳しくは以下の公式ホームページをご参照ください。
https://macenter.jp/gotoamritapuri
タクシー代は5000ルピー弱が目安のようです。
アシュラムから空港へのタクシーは、アシュラム内の寺院の前方(寺院を向いて右手)にある小さな建物の壁に同行者を募る紙がたくさん貼ってってありました。
「タクシーの同行者●人募集!●日の●時頃に出発予定、連絡先●●」という感じです。
アシュラムでアンマの抱擁を受けるために必要なこと
アシュラムでアンマの抱擁(ダルシャン)を受けるには条件があります。
アシュラムに到着したその日に抱擁してもらうことはできません。
抱擁を受けたい場合、最低でもアシュラムに2泊する必要があります。
1 アシュラムの滞在申し込みをする
私は公式HP(英語版)の手順通りに、アシュラム滞在前にオンライン登録をしました。
訪問前に以下のページから登録することをおすすめします。
https://v.amritapuri.org/
登録フォームには以下の注意事項が書かれています。
- 3カ月以上前に登録しないこと
- タクシー予約を希望の場合はフライト番号を記入すること
- タクシーの確実な予約には1週間以上前の登録が必要
ただ、実際訪問してみた感覚だと、タクシー予約が不要な場合、事前登録は必須ではないかもしれません。
私が訪問した2024年4月は、アンマがアシュラムにいました。コロナ後は基本的にずっとアシュラムにいてダルシャンを行っていたみたいです。
ただ、2024年8月現在までに、海外訪問を再開しているみたいなので、絶対にアンマに会いたい場合、アシュラム訪問時にアンマがいるかどうかは事前に確認したほうがよさそうです。
2 アシュラムでビジター登録する
アシュラムの入口はこの辺りです。
門を通って、右手に外国人向けの登録オフィスがあります。
アシュラム内は撮影NGのため、写真はありません。
アシュラムの内部に入るには、ここで必要事項を書いたり、パスポートを預けたりしてビジター(訪問者)登録をし、アシュラムの中に入るパーミット(許可証)をもらう必要があります。
また、アシュラムに泊まる場合は同時に部屋の割り振りを受けて鍵を受け取ります。
宿泊代金は後払いなので、登録時に支払うお金はありません。
宿泊代金は、ジングルで一泊600ルピーでした。
私は安いであろうドミトリーを希望したのですが、シングルのお部屋を割り振ってもらいました。
この時預けたパスポートは、アシュラムを出る時に返却してもらいました。
何かの登録が必要とのことで、ビジター登録時にその場で返してもらうことはできませんでした。
私が泊まった部屋
なんと、わたしが泊まったのは、アシュラムの外側からでも良く見える一番高い建物の、上層階。
エレベーターを降りたロビーからの景色が最高でした。
部屋はシングルベッドと机、棚、トイレ・シャワールームがついているほか、小さい台所的なスペースにはガスも置いてあったので、長期滞在の場合は料理する人もいるのかも。
3 夕方の会に参加後、整理券を受け取る
私の滞在時の日程では、夕方から壁がないホールのような会場で瞑想などのプログラムが始まります。
17時頃から、壇上にいるアンマやその側近と一緒に、瞑想したり、ヒンドゥーの神様の歌を歌ったり、支援者のお話を聞く時間があったりして、
21時くらいにその会がお開きになり、そこからアンマの抱擁が始まります。
インド人の新婚カップル向けの祝福や、インド人の支援者などへの抱擁から始まり、
外国人訪問者に順番が回ってくるは最後のほうです。
外国人は、21時くらいに夕方の会が一回お開きになったタイミングで、アンマの抱擁を受けるための整理券をもらう必要があります。
私の時は金髪のヨーロッパ系ぽい男性が整理券の配布担当でした。
外国人用整理券の担当者が来るまで会場の指定の場所で待ち、(私の時は壇上を向いて会場の左端でした)
担当者から「いつ来たのか、いつ発つのか、アンマの抱擁は初めてか」などの質問を受けて、
到着日などが書かれたアシュラム入場許可証を見せます。(初日のビジター登録時にもらったもの)
抱擁OKの場合、整理券が受け取れます。
抱擁を受けることができるのは、最短で2日目の夜です。
1~2週間滞在する場合などは、2日目の夜に1回、
アシュラムを離れる前にもう1回くらい抱擁を受けることができることが多いそうです。
整理券を受け取る際に、担当者から「●時ごろに戻ってきて」といわれます。
私の場合、抱擁を受けることができたのは深夜12時近かったと思います。
アシュラムでの生活
アシュラムではどんな生活を送ることになるのか、ご説明します。
事前にワッツアップを利用可能に
アシュラムでは、最新のスケジュールなどがワッツアップを通じて共有されます。
そのため、アシュラムに着く前にワッツアップを利用可能な状態にしておくのがおすすめです。
外国人がたくさん住んでいる
アシュラムに着いて驚いたのは、外国人の多さ。
特に、ヨーロッパ系の人が多いと感じました。
体感的に、外国人は全体の2割くらいでしょうか。
対外国人に対しては基本的に、外国人のスタッフが対応してくれます。
到着時にビジター登録した際も、対応した人はヨーロッパ系の外国人でした。
アシュラムはアシュラム自体が小さい村みたいになっていて、アシュラムの中には店舗や食堂、宿泊施設、寺院、プール、ATMなどがあります。
このアシュラムには4,000人弱が暮らしているそうです。
翌朝のオリエンテーションに参加しよう
アシュラムのビジター登録の際に、初めて訪れた人向けのオリエンテーションの案内があります。
たしか、英語とスペイン語のオリエンテーションは毎朝開催されています。
日本語のオリエンテーションは、週1回開催だったかと思います。
私は曜日の関係で、英語のオリエンテーションに参加しました。
この時はドイツや中央ヨーロッパなど欧米の出身者が5人、日本人が2人でした。
案内してくれたスタッフはヨーロッパ系の男女各1人でした。
アシュラム内にどんな施設があるかや、どんなプログラムがあるか、何ができるかなどを説明してくれ、アンマの抱擁(ダルシャン)のことなど、わからないことを聞けば質問にも答えてくます。
印象に残っているのは、アシュラム内にあるアンマの生家。
そしてアシュラムの中心部にあるカーリー寺院でビデオを見たことでしょうか。
アシュラムはこうしたボランティアのスタッフの存在によって多くが成り立っています。
「あのウエスタンキャンティーンもボランティアで成り立っている。本当に奇跡みたいな場所」と案内役の女性が言っていました。
アシュラムのスケジュール
アシュラムには毎日のスケジュールがあります。
ただそのどれも、特に参加しなくてもOKです。
私はせっかくなので、夕方の瞑想から始まるプログラムには2日間参加しました。
基本的なスケジュールは以下の通りです。
- 4:50 am – 6:00 am ヒンドゥー教式のお唱え(1000の女神の名前を唱える、カーリー寺院で開催)
- 6:30 am – 7:30 am 瞑想
- 8:30 am – 9:30 am 朝食(2カ所のキャンティーンがオープン)
- 10:00 am – 1:00 pm 各自の奉仕活動(ボランティアなど)
- 12:30 pm – 2:00 pm 昼食(2カ所のキャンティーンがオープン)
- 2:00 pm – 5:00 pm 各自の奉仕活動(ボランティアなど)
- 5:00 pm – 6:00 pm 瞑想(大ホール開催)
- 6:30 pm – 8:00 pm ヒンドゥーの神様の歌など歌う会(大ホール開催)
- 8:15 pm – 9:00 pm 夕食(2カ所のキャンティーンがオープン)
- 9:00 pm – 10:00 pm 各自自由に行動
アシュラムでの食事
アシュラムのインディアンキャンティーン(インド食堂)では、朝食・昼食・夕食の時間に、シンプルなインド食を毎食無料で食べることができます。
これがアシュラムのベーシックな食事ですね。
私はおいしくいただきましたが、インドの食事が苦手な外国人には毎食というのは難しいかと思います。
そうした外国人のためにウェスタンキャンティーンがあり、ここでは有料で洋食を食べることができます。
朝食・昼食・夕食の時間にのみ、オープンします。
ちょっと健康志向のカフェみたいな感じで、コーヒーからジュース、パスタ、ピザ、サンドイッチなどもあれば、
大ホールの中のほう(ウェスタンキャンティーンの一部)では、日替わりで手作りケーキやヨーグルト、フルーツ、ゆで卵、シリアル、イドゥリ(南インド式の蒸し米パン)などを販売しています。
ここでは500ルピーからの食事チケットを最初に購入し、チケットから注文した食事代が引かれていくシステムでした。
ただ、カフェみたいな方では、現金払いも受け付けていたので、2日のみの滞在の場合、食事チケットは購入しなくてもいいかもしれません。
(私は食事チケットを買ってしまったので頑張って消費しました)
アシュラムであると便利なもの
自分のタッパーとカップ
インドキャンティーンではプレートをかごの中からとって、食事をもらうことができます。
ただ、自分のタッパーなどを持っておくと、例えばもらった食事をほかの場所で食べたりもできるので、便利です。
時間を忘れてしまったのですが、チャイも無料で配られる時間があるのですが、この時も自分のカップがあると便利です。
ウェスタンキャンティーンでは、カフェでの方で購入する場合は食器がついてくるのですが、大ホールの中のほうで購入する場合、自分で食器を調達して持参する必要があります。
私は自分の食器類を何も持っていなかったので、カフェの方で使われた食器(食事後自分で洗う必要がある)を食器洗い場からお借りしてその場だけ使っていました。
インド式のステンレス製のお弁当箱がウエスタンキャンティーンで売っていたのですが、
極力荷物を増やしたくなかったので・・・。
また、アシュラム内のスーパーでは食器類がウエスタンキャンティーンより安く売っています。
抱擁を受けた個人的な感想
整理券をもらって指定の時間に大ホールに戻り、ステージ脇にある椅子に座って待ちます。
順番に数人ずつステージに呼ばれます。
ステージにあがるとそこでも椅子が並んでいて順番に席を移りながら待つことになります。
あと数人というところまでくると、顔を拭くティッシュを渡され、どうやって抱擁を受ければいいのかの説明を受けます。
(アンマに寄りかかって負担にならないようにという配慮で、椅子のひじ掛けに手を置いてとかだったかな?)
抱擁の番が来ると、アンマの横にいる側近ぽい人にどこから来たか聞かれます。
日本人と答えるとすごく嬉しそうにしてくれました。
はい座って、はい顔傾けてみたいな感じで指示されつつ、アンマの抱擁を受けました。
アンマは絶えず話しかけてくる、僧侶みたいな人たち(オレンジの袈裟みたいな服を着ている)や側近みたいな人たちの相手をしながら、絶え間なくやってくる人の抱擁をしています。
私の時は私の顔を抱きしめながら、誰かの質問に答える時間が数秒あり、その後私に向かって何かを唱えて(ささやいて?)、最後にチョコレートクッキーと飴をくれました。
これはプラサダといって、縁起のいい供物のお下がりみたいな感じです。
一人の抱擁の時間は30秒~1分くらいでしょうか。
アンマと抱擁を受けている人と絶えずアンマに話しかけている人の周りには、アンマの信者みたいなスタッフが座って、プラサダの用意をしたり、アンマに渡されるいろんなものを片づけたりしています。
そのさらに周りに、抱擁は受けないけどアンマの近くにいたい人や、抱擁を受けた後の人が座っています。
私は緊張して抱擁の瞬間のことをあまり覚えていないのですが、嫌な感じはしませんでした。
そして、抱擁そのものより、アンマを囲う光景が強烈に印象に残りました。
この日、アンマは17時くらいから瞑想や歌を歌ったりする会を始め、21時から深夜1時くらいまでずっと抱擁をしていました。1日で1,000人近く抱擁したのではないでしょうか。
抱擁で特別何かを感じたわけではないですが、僧侶みたいな人を含めて、こんな風に毎日いろんな人が助言を求めたり、救いを求めたりするのなら、確かに彼女は特別なのかも知れないと思いました。
それと、毎晩こんなにたくさん抱擁をするのは体力勝負だと感じ、ご高齢なのもあり、アンマの健康状態が少し心配になりました。
ちなみに、アンマの抱擁に向けて待っている時、抱擁の時にアンマにつけてあげるための数珠ブレスレッドを買わないかという売り込みがありました。
私は何も購入しませんでしたが、特に問題はありませんでした。
2024年8月の来日プログラム
アシュラムに行かなくてもアンマに会える機会があります。
それは、アンマの来日時。
直近でアンマが来日するようなので、ケララ州まではなかなか行きにくいけどアンマの抱擁を受けてみたい方には絶好の機会です。
おそらく新型コロナ禍以降では初めての来日なのではないでしょうか。
- 日程 2024年8月14、15、16日
- 場所 ベルサール高田馬場
- 入場料 入場無料(入退場自由)
スケジュール
14、15日は午前11時開演
(ただし、抱擁を受けるための整理券の配布が午前9時開始)
16日は午前と午後の部に分かれていて、
午前の部は10時開演(整理券の配布は8時から)
午後の部は18時30分開演(整理券の配布は15時45分から)
※時間は変更の可能性あり
詳細は公式ホームページの来日情報をご確認ください。
まとめ
歴史的に見ると、仏陀が生まれたり、ジャイナ教の始祖ヴァルダマーナが生まれたりと、たくさんのレジェンドが誕生しているインド。
ただその多くは故人で会うことができません。
聖者と呼ばれる人に実際に会ってみることができるのは、貴重な機会だと感じました。
それではまた。