南インド短期留学

【南インド短期留学17】インドのゴミ削減大作戦!!深刻なゴミ問題を考える

なますて!

なんだか眠くて眠くて眠いぺこ(@sekaigurashi)です。五月病でしょうか!?

 

今回はいつになくお堅い話題。

でも大切なこと。インドのゴミ問題についてです。

少しだけ調べてきたのでその内容をシェアさせてください。

気持ちが熱すぎて記事が長編化しておりますが、お付き合いいただけると幸いです。

 

 

 

目次
  1. インドに溢れるゴミのこと
  2. インドの生ゴミを再生する事業に取り組む ”Daily Dump”
  3. 日本人である私たちにできることは何だろう?
  4. インドのもう一つのグローバル化の話

インドに溢れるゴミのこと

えー。インドには唖然とするぐらいゴミが溢れている場所があります。

それは多分インドのどの街でも同じです。

道端だったり、川だったり、民家の前だったり。

 

インドに暮らすのなら、見てみないふりはできない深刻な問題。

 

Jodhpur

 

数年前に初めてインドを訪れた際は強い衝撃をうけました。

もちろん、インドにゴミがいっぱいなのは知っていました。

それでもそれを実際に目の当たりにするのとはインパクトが全く違いました。

 

 

 

ごみが溢れている場所では高確率で牛がいます。

 

Jaisalmer

 

インドでは牛が神聖な生き物だから道も自由に闊歩しているというけれど

 

ごみをむしゃむしゃ食べている姿をみると悲しくなる。

 

 

 

Bangalore

 

 

 

 

時々別の動物もいます。

 

Jaipur

 

 

旅にしろ生活にしろ、インドにいる限りどうしても目にする大量のゴミ。

 

否が応でも様々なことを考えます。

 

 

 

 

どうしてこんなにゴミが溢れてしまうのだろう。原因は何だろうか。

 

どうして誰もゴミを回収しないのだろう。政府は何をやっているんだ。

 

インドにはゴミを捨てるゴミ箱がない街が多い。もっと公共のゴミ箱を増やすべきでは?

 

インドにはリサイクルという習慣はないのだろうか。

 

誰がごみを回収しているのだろう。その存在が足りていないのでは?カースト制度との関係はどれほどあるのだろうか。

 

インド人はゴミという存在をどのように認識しているのだろう。

 

この問題を解決していくためにはどうしたら良いだろう。

 

 

 

ということで今回の短期留学ではもうすこしこの問題を掘り下げたいと思っておりました。

 

 

 

 

 

インドの生ゴミを再生する事業に取り組む ”Daily Dump”

今回のバンガロール短期留学では1か月の生活のなかで、インドのゴミという問題についてもっと深く知っていきたい。

スタートアップが盛んでインドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールにならゴミ問題に取り組んでいる団体もあるのではないか?

 

 

ネットであれこれ調べた結果、見つけたのが Daily Dump という会社です。

 

 

そのときとても参考になったのが、このページ。

インド在住のライターである坂田マルハン美穂さんのブログの記事です。

 

 

「この Trash Trail に参加したい!」

とDaily Dumpにメール。

 

なんと代表の方が対応してくれました。

今はTrash Trailはやっていないけど、オフィスにくるのはWelcomeとのこと。

 

ぜひ!!伺わせていただきます!!

 

 

Daily DumpのオフィスはIndiranagarにあります。

1か月の短期留学の中で2度訪れました。

 

 

いざ行くとどう英語で自分の思いや知りたいことを表現すればいいのかとても苦労しました。

私の心許ない英語力で私の知りたいことを100%説明することはできませんでしたが、こんな感じの質問をしました。

めちゃくちゃな英語でも優しく対応してくれました。しかし、思っていることがたくさんあるのに、それを正確に表現できないことはすごく悔しい。

本当に英語力は大切ですね・・・。もっと勉強します。

 

 

  1. Daily Dumpの活動について教えてください。
  2. なぜこのような活動をしているのですか。
  3. なぜインドにはごみが溢れていると思いますか。
  4. インドの溢れるごみを削減するために必要なことは何だと思いますか。
  5. ゴミ問題に対する問題意識をインドの人々に伝えていくにはどうしたらいいと思いますか。
  6. Daily DumpはどのようなPR活動を行っていますか。
  7. プラスチックのリサイクルについてどう考えますか。
  8. ゴミの回収の問題について教えてください。誰が回収しているんですか。なぜ全てのごみを回収しないのですか。
  9. ゴミ箱をもっと公共の場所に配置すべきでだと思うのですが、どうでしょう。
  10. Daily Dumpの今後の展開について教えてください。
  11. Daily Dumpの与えた効果について教えてください。
  12. インドの経済成長についてどのように考えますか。
  13. バンガロールについてどのように考えますか。
  14. どうしてバンガロールで事業を始めたのでしょうか。理由があれば教えてください。
  15. 外国人がインドのゴミなどの問題解決に参画することについてどう考えますか。
  16. 旅行者にできることについて。

 

 

 

1.Daily Dumpの活動について

 

Daily Dumpは”デザイン”するブランドです。家庭やコミュニティ、職場でごみの管理を分散化させるための商品やサービスをデザインし、作り出しています。

by Daily Dump(http://dailydump.org/about-us/)

 

Daily Dumpでは生ごみを分解して堆肥にするための商品を販売しています。それらの商品は、個人家庭向け、大きなコミュティ向けの大規模なものなどさまざまな種類があります。分解を早める土も販売しています。

非営利のNPOやNGOとしてではなく利益を得る企業として成り立っているのです。

 

Daily Dumpの商品はHPからも購入することができます。

生ごみが0になるうえ肥料になるってとても地球にやさしいですね。インドにお住いの方はぜひ!

>Daily Dump> All products (http://dailydump.org/shopping/index.php/allproducts/)

 

 

2.なぜこのような活動をしているのですか

ごみ問題と聞いて生ごみを想像する人は少ないのではないでしょうか。なぜなら生ごみは、最も害がないゴミだという認識があるからです。

ではなぜDaily Dumpでは生ごみの問題だけを選び、取り組んでいるのでしょうか。

 

それは、インドの家庭ごみの内訳のうち、生ごみが60%を占めているからです。

 

 

そうなんだ、インドすごい!って思ったものの、

日本の家庭ごみの割合をみたところそんなに変わらないのでしょうか。

上の図の60%には紙などのごみも含まれていそうですよね。

 

 

 

Daily Dumpが取り組むのは、60%のごみをゼロにして、かつ植物の肥料にできるのですから何ともエシカルな仕組みです。

太古から為されてきた自然の営みを人間が手を貸して加速させるということですね。時間はかかりますが、燃やすより何倍も良い方法です。

Daily Dumpはその仕組みをデザインしているそう。

 

 

 

3.なぜインドにはごみが溢れていると思いますか

この原因として、まずは急激な近代化を挙げていました。

今インドはものすごい勢いで成長しています。急激な近代化はもちろん急激な欧米化をもたらし、インドの伝統的なバナナの葉のお皿や素焼きのチャイカップはプラスチックの容器に姿を変えつつある。

 

ナチュラルな素材だったら外にぽいっとやっても自然と土に還るでしょうが、プラスチックはずっとそこに残ります。

 

2つめの原因は、インド人が急すぎる時代の波にまだ上手くついていけてないということ。

時代の変化があまりに急すぎて、ごみに対する制度も意識もまだインドに浸透していないというのが現状だそうです。

 

しかし、インドはいまどんどん変わってきている。その変化のなかにいるということ。

Daily Dumpで生ごみ分解用の容器を買う人がいるように、ごみという問題について意識しはじめているインド人も多いのです。

 

 

4.インドの溢れるごみを削減するために必要なことは何だと思いますか

インド人が気づきの輪を広げていくこと。

だんだんとインド人の中から活動が生まれていくことが嬉しいと語っていました。

 

 

5.ゴミ問題に対する問題意識をインドの人々に伝えていくにはどうしたらいいと思いますか。

インド人は本当にいろんな人がいるので、決して一概には言えませんが、

ごみに対する認識が日本人に比べるととても低いと感じることがありました。

列車に乗っていると食べたお菓子のごみやチャイの紙コップなど、何でも窓から捨てる人がいます。

座席の下にぽいっと捨てる人もいます。

日本なら、まず見かけない光景のはず。

インドの線路が汚い理由がはっきりした瞬間でした。

 

そんなインド人の意識を変えていくために、Daily Dumpでは小さい子どもたちに向けてごみについての課外授業も行ってるそう。

この活動を今後も続けていきたいということでした。

 

実際のところ、Daily Dumpでお話を聞くうちに、私が思っていたよりきちんと問題意識をもったインド人も多いという印象をうけました。

今回の渡印では参加できませんでしたが、ごみ拾いの活動をしている団体もあるそう。

 

 

6.Daily DumpはどのようなPR活動を行っていますか

ホームページがありますが特にPR活動は行っていないそうです。

買いに来ている人は自分でこの会社の存在を見つけたんですね。

最近ホームページがリニューアルされ、情報量が増えていますのでぜひご覧ください。

>Daily Dump

 

 

 

 

 

 

7.プラスチックのリサイクルについてどう考えますか

かつてプラスチックのリサイクルの問題にも取り組んだことがあるそうですが、プラスチックは問題が複雑で手をつけるのが難しいそう。

いくつもの利害関係がからんでいるという話でした。

 

しかしこれからますますプラスチックの消費が増えていくだろうインドで、プラスチックを効率よくリサイクルしていく仕組みはどうしても必要ですよね。

私はインドでは牛乳が紙パックではなくビニールに入っていることに驚いたんですが、紙パックよりビニールの方が経費が安いのでしょうか。それとも意外にビニールって利便性があるのでしょうか。

 

私の場合、いっぺんに全部使わない時とか面倒くさかったです。

この紙パックの話をしたら、あれは単なる紙ではないからリサイクルが大変だそうです。

日本ではリサイクルしているけど、あれは高い技術とか施設を要するのでしょうか。

自分の知識がなさからつっこんだ話ができず・・・・。

 

 

8.ゴミの回収の問題について教えてください。誰が回収しているんですか。なぜ全てのごみを回収しないのですか

ごみの回収については地方政府が担当しているが、実際の回収はその下請けの組織が行っているそう。

その回収については、その回収する場所がどんなところかによって、どのくらいちゃんと回収してくれるかが異なるそうです。

それが大きなマンションやコミュティーであるとか。小さな一軒家であるとか、そういう要素です。

 

悪い例だと、地方政府から仕事を請け負っているにも関わらず、ごみを回収する家の住人からもお金をとる場合もあるそうです。不当に2重にお金を得ているわけですね。

 

でもこの問題については、日本でも出しとけばすべてのごみを回収してくれるわけではないように(かつごみによっては回収が有料)、とても難しい問題です。

 

インドではそもそも分別という習慣がないのです。

私の住んでいたマンションでも生ごみもプラスチックごみも、なにもかも、まとめて回収されます。

 

そのため、分別をするという行為は、ごみを出す人間の意識の高さでしかないのです。

プラスチックや瓶などをリサイクルするためには、分別しなくても出せるゴミをわざわざ分別し、さらに自分でリサイクルセンターなどに持ち込まなければなりません。

相当に意識が高く、かつ生活にある程度の余裕がある家庭でなければできないことです。

 

 

 

9.ゴミ箱をもっと公共の場所に配置すべきでだと思うのですが、どうでしょう

私はDaily Dumpで働くお二人にインタビューしたのですが、お一方は政府はゴミ箱を設置したくないのだと話していました。

ゴミ箱の存在によって、街の景観が損なわれるからという話でした。

わたしがゴミが道に溢れているほうが景観が損なわれるだろうと意見すると、それを認めつつ、ゴミ箱の管理も難しいということを説明されました。うまく管理しなければ、景観の改善にもつながらないどころが逆効果。費用対効果の問題。維持の問題。など様々な問題があります。

でも、それでも私はもっと公共のゴミ箱置くべきだと思うんですがどうでしょう??

 

Tiruchirappalli

 

もちろんインドにも公共のゴミ箱はありますが、はっきり言って足りていないと思います。

 

 

 

 

10.Daily Dumpの今後の展開について教えてください

私がお話をきいたもうお一方はアメリカ人で、インド人のご主人と結婚されてバンガロールに住んでいるそう。

彼女は、Daily Dumpの創始者Poonam Bir Kasturiさんのことをデザイナーだと語り、彼女のデザインが大好きだと語りました。

そのデザインは素晴らしいし、もっとたくさんの人に伝えていきたい。

また、子どもたちへの活動も精力的に取り組んでいきたいとのことでした。

 

 

 

11.Daily Dumpの与えた効果について教えてください

 

Daily Dumpのアイデアは、「たくさんの人」の「小さな行動」で「大きな効果」をもたらします。

  • ごみの分別化によって政府やゴミ分別に携わる人の負担を減らすことができる
  • 政府が回収し、都市の外に運ぶゴミ自体の量を削減できる
  • 街をきれいにする、ひいてはインドをきれいにするという大きな解決に繋がる行動を簡単におこせる
  • ごみという存在を、見ても大丈夫な美しいものにする
  • 地球にやさしい肥料をつくれる

 

とのこと。

詳しくは最近詳しくリニューアルされた公式ホームページをご覧ください。

Daily Dump>Impact(http://dailydump.org/our-impact/)

 

 

12.インドの経済成長についてどのように考えますか

私の聞き方がいけなかったのでしょう、答える立場にないと言われてしまいました。

しかし、ゴミの回収や分別・リサイクルなどの事業はインド政府でなく、州政府の仕事。

インドという国はまとめて考えるには巨大で複雑すぎるし、州自体が国のような感じなので、あくまでも州という単位でゴミ問題のことも考えていく必要があるのだと思います。

 

 

13.バンガロールについてどのように考えますか。バンガロールで事業を始めたことに特別な理由があるのですか。

バンガロールの場合、それこそ今ものすごいスピードで成長している都市です。

どんどん増える人口や、広がる街のスピードについていけていない状況。

 

バンガロールは国際的なイメージがあり、インドの都市のなかではきれいな街ですよねと尋ねると、そうでもないという答え。

対してマイソールはきれいな街として有名だそう。

でもバンガロールで様々な活動がおこっているのは確かで、これから変わっていくでしょうとのこと。

 

バンガロールで事業をはじめたのは、創始者がバンガロール出身のため。オフィス付近の出身だそう。

そのためバンガロールのオフィスのある場所で事業をはじめたとのこと。

特にバンガロールでスタートアップが盛んだからとか、そういう事情ではなかったのですね。

創始者のPoonamさんとも少しだけお話させていただきましたのですが、妖精のような、魔法使いみたいな人だなと思いました。

清廉で不思議な魅力とパワーを感じました。私もこういう魅力的な”大人”に成長していきたいと感じました。

 

彼女とDaily Dumpにさらに興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。

DECCAN CHRONICLE > Going to the eco-logical way(EN)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16.外国人がインドのゴミなどの問題解決に参画することについてどう考えますか。

アメリカ出身の女性は、外国人であっても「教えてあげる」のではなく「ともに取り組む」という姿勢が大切だというお話でした。

そりゃあどんな人でも上から目線で「ごみ問題は・・・・」みたいな説教されたら嫌ですよね。

「郷に入っては郷に従え」ではないけれど、外国で生きていくのならどんな場面でも必要な心構えだと改めて再認識する思いでした。

でもそのアメリカ出身の女性がDaily Dumpで働いているように、基本的にインド人は外国人がこの問題にコミットしていくのはウェルカムだと思います。

しかしその場合、この問題についての知識が圧倒的に足りないから、インドの社会やそのシステムについて知識を補っていく期間と努力が必要になりますね。

 

「もっとゴミ問題に関わりたい。外国人でも参加できる団体はありますか?」とお聞きすると、SWMRTという団体を教えてくれました。

この団体は街と住民とともにゴミ問題について解決していこうと取り組んでいて、私も参加させてくれるかもしれないとのこと。

 

 

今回の渡印では時間の都合上断念しましたが、次回バンガロールを訪れた際はアポとれたら突撃したいと思います!

気になる方もぜひお問い合わせしてみてください。

 

 

それから、このブログもとても参考になるのでシェアします。

右側のリンクを見るだけでもインドのさまざまなゴミ問題に関する団体の存在を知ることができます!

 

 

 

 

 

17.旅行者にできることについて

Daily Dumpの商品は主にインド在住者向けの商品だし、旅行者向けではありません。

でも旅行者だから何もできないっていうのも違うんじゃないかなと思います。

 

そのことをアメリカ出身女性にお聞きしたところ、”目の前にあるゴミを拾う”っていうだけでも立派な活動だというお話を頂きました。

ぱっと大きなごみを拾って帰るのには抵抗がありますが、道端に落ちている小さなゴミを少しだけ拾って帰るというくらいならできそうですよね。

大きなことばかり言っていないで小さなことから。

ひー!その通り!心掛けて参ります・・・。

 

学生時代にゴミを拾うボランティア活動していたので、ゴミ問題のオリジナルTシャツを作っておおきなビニール袋背負いつつバンガロールを徘徊するゴミ拾い運動もやってみたいです。

次のバンガロールでやろうかしら?

 

まだ他にできる小さなこと(in India)

  • エコバックを携帯する→ビニール袋を消費しない
  • 卵を布に包んで買う→余分な資源を消費しない
  • 公共の交通機関を使う・自転車に乗る・歩く→余分な資源を消費しない
  • ごみはゴミ箱へ、または持ち帰る
  • お日様とともに生きる→自然採光で暮らす。余分な電気を消費しない
  • 地球や人にやさしい商品を買う→買い物は投資

 

 

 

日本人である私たちにできることは何だろう?

知る

私にとって、まだまだインドは謎に満ちています。

インドをどのくらい知っているかで、できることも変わってくるように思います。

知らないことには何もはじまらない。ですよね?

多くの日本人にとってインドは良いイメージのない国のような気がするけれど、それも知ることによって変わってくるのではないかと思います。

 

 

伝える

日本人にインドのゴミ問題について伝える。

インド人にインドのゴミ問題について伝える。

日本人だから見えてくるものもあると思うし、小さな島国でゴミ問題と苦闘してきた実績もあるはず。

インド×日本がもっと進めば、たくさん貢献できることがあるように感じます。

 

いつかカンブリア宮殿でみた石坂産業。若い女社長が登壇されていました。

ごみにしない技術で95%を誇る減量化・再資源化率。ごみを丸ごと資源にしてしまう。

施設や設備も徹底していて、CO2をださない電動式重機や、自然の採光を取り入れた電気消費の削減、工場では雨水を100%使用など。

すべての施設は屋内にあり、外にチリ一つださない。

3Kで嫌われた企業が、いまは各国大使が見学に訪れるほどに。

すごい会社ですよね!本当に。

石坂産業をインドにお呼びして一緒に仕事したいな。そういうコンサルのような仕事ができる力を身に着けられたらなあ、などと思うのでした。

 

石坂産業がよくわかる、採用ページ

 

 

 

インドのもう一つのグローバル化の話

地球全体を覆うグローバル化の波。欧米文化が世界を席巻しています。

もはやどんな僻地でもこの波に逆らうことはできないような気がします。

化学物質でできた食べ物たち、それを覆うプラスチック、石油でできた衣服・・・。

その波は世の中を驚くほど便利にすると同時に、様々な問題もまき散らしています。

インドも例外ではなく、どんどん経済成長を遂げグローバル化していってます。

 

私はゴミ問題の話を英語学校の先生にも熱く語りました。

その会話の中で見えたインドのもう一つのグローバル化の話。

 

たとえば一昔前の南インドでは、バナナの葉のお皿でみんな右手を使って食べていました。牛乳もビニール袋ではなく容器に入れてもらう購入方法だったり、チャイも素焼きのコップ。

 

 

それならゴミはほとんどでないですよね。(日本も昔々はそうだったはずですが)

 

そういう文化を大切にして、その先にある進化・近代化・グローバル化を目指すというもの。

それは原始的な生活を目指すというわけではなく、あくまで高い技術を要するエコな素材や原料を利用して近代的な生活を送りつつ、地球にやさしいという文化を作るということ。

即ち、欧米文化による近代化・グローバル化ではなく、インド文化による近代化・グローバル化です。

もしインドが欧米文化の波に呑まれずそんな文化的発展に成功したら、アメリカを主軸とした資本主義的欧米文化が衰退した後にくるのは、インドを主軸とした経済的文化システムかもしれません。

インドならできる気がするんです!インドがネクストスタンダードとなる未来。

 

なんてほとんどSF的な夢物語ですが。・・・今はね!

さて、300年後、500年後の地球はどうなっているでしょうね。

 

 

と英語のスピーキングのクラスでなんだか深い会話をしたのでした。

 

 

でも、ヨーロッパが近代化せずに、またはその近代化の波が世界に拡散せずに、インドが独自に近代化、または日本が独自に近代化していたら、この世界はどんなカタチをしていたと思いますか?

 

 

 

 

 

では、謎の余韻を残しつつ、

 

まるで小学生のように”なんでなんで星人”と化してしまった外国人に対して優しく接してくださったDaily Dumpの方々に感謝しつつ、

 

今回はこのへんでさようならします。

こんな記事を最後まで読んでくれた奇特な方、どうもありがとう!

 

それでは!

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ぺこ
海外旅好きフリーランサー