なますて!ぺこ(@sekaigurashi)です。
今回は短期留学編に戻りまして、インドで生きていくのに欠かせないSIM問題について!
この短期留学中に判明したことを書いていきたいと思います。
(2017年3月末時点でのお話です)
インドでSIMをGETするには?
今や旅にも生活にも欠かせないSIM。
タイや台湾では空港や街中で簡単に手に入り、一度手に入れてしまえばその後はもう楽々快適。
しかし、インドではそう一筋縄ではいかないようです。
まずはSIMをどうゲットするかという問題
インドではどこでどのようにSIMを手に入れるかで難易度が変わります。
州によって違うこともあるだろうし、都市によって、あるいは店舗によっても違うでしょう。
数年前に北インドを周遊した際は、コルカタに深夜INしたため、空港でなくコルカタの街中でSIM探しをはじめました。
SIMを取り扱っている個人経営のお店をいくつか回りましたが、最初から無理と断られることもあったり、あれこれ持ってこいと言われても最終的にできなかったり・・・。
5件目くらいの小さなお店で無事SIMゲットしました。
確かそのお店で必要だったのは、
- パスポートのコピー
- 顔写真
- 宿泊先の住所
だったと思います。(お店によってはもっといろいろ必要と言われたような)
アクティベートの手続きまではお店の人がやってくれ、いついつまでにAirtelから電話が来るからそれに出てと指示され、その電話で質問に答えました。
自分の名前とか父親の名前とか答えたんですが、その後に発音が難解すぎて何言っているかわからず・・・。あやふやで終了。チーン。
でもきちんとアクティベートされていました。
無事、ネットも電話もできるように!!
しかしその後、問題が発生。
1か月弱で通信量が足りなくなってリチャージしようとするとなぜかどこいってもできない。
どのお店にいっても、Aietelの正規店に行って調べてもらっても無理でした。
小さなお店では大金だったらやるといわれたり・・・。
結局SIMの残高が切れてからはWiFiで乗り切るという展開に。
今回はその反省を踏まえ、
街中で手続きをするのはSIMゲットもリチャージも難易度高いと予想し、空港でSIMをゲットすることに専念する作戦に!!
コーチン空港の到着エリアから外に出たあたりに、SIMの特設ブースみたいなやつを発見。
ちょっと話を聞いてみると、Airtelの人とVodafoneの人が猛烈にプレゼンを始める。
ここなら20分で使えるようになると言ってきます。
料金は、2GBで300Rs。
そして、必要な書類はパスポートのみ!
しかし、私はこれからバンガロールに行く。
北でも州跨いでたから大丈夫だろうと思いつつ、バンガロールでも使えるか聞いてみると、他州でも使えるという返答。
ということでやってみました。
選んだのはもちろんAirtel!
パスポートはコピーを取るとその場で返してくれます。その後スマホを託してあたりをぷらぷら。
20分後くらいに戻ってみると、まだちょっと時間かかると言われたものの、その後すぐネットが使えるように!!
電話番号もGETしたので、空港のWifiも使える!
面倒なインド英語で父親の名前について答えたりする必要もなく、ただ30分くらい待てば良いだけ。
一応、その後バンガロールに1か月いることに関して不安になって、Airtelのお兄ちゃんに、「もし2GBで足りなくなったらリチャージできるよね?バンガロールでもできるよね?」
と念押しすると、どこのお店でもリチャージ可能だという返答・・・。
・・・だ、だよね!!
前回のインドがよぎり、一抹の不安を感じたものの、
前回はSIMをゲットするだけで悪戦苦闘したことを考えると、、、
結論①:インドでSIMをゲットするなら空港が超らく!!
空港によってSIM売り場がないこともあるかもしれませんが、もしあったら空港で買うのが楽だと思います。
インドの”州”というややこしすぎる制度
「いや、日本にも都道府県あるしさ、インドの州もいうてそんな感じでしょ?」
と思っているそこのあなた。
ここではっきり言いましょう。
「その考えは間違っています!!!!!!」
インドでは州が変われば言葉が違う、宗教が違う、民族が違う、そしてSIMも違います。
もう一度言います。
SIMが違います。
この事実を私は今回のインドで初めて知りました。
とはいえ、私のコーチンで買ったSIMはバンガロールでも問題なく使えました。
ただバンガロール空港についたときに、なかなか電波を正常に拾わなくて焦りました。
なんかRのマークしかつかないだけどこれ何?という焦り。
空港のWi-Fi使って調べると、”ローミング”のマークだと行きつくも、肝心のローミングがよくわからず。
その後、スマホを再起動するとネットが無事繋がったので、「ま、いっか!」となりました。
しかし、インドにおいて、特にインドで州を跨いで旅する旅人にとって、
ローミングという言葉は避けて通れません。
ので、ここで少し詳しく調べておきましょう。
Wikiによると
ローミング (roaming) は、携帯電話やPHS、またはインターネット接続サービス等において、事業者間の提携により、利用者が契約しているサービス事業者のサービスエリア外であっても、提携先の事業者のエリア内にあれば、元の事業者と同様のサービスを利用できることをいう。
学生時代は日本の大手キャリアのSIMフリーじゃない携帯しか持っていなかったので、海外では常に機内モードにしてWi-Fiだけをオンにし、現地の電波を拾わないようにして使っていました。
そうしないと勝手に現地の電波拾ってメールやLINEなどいろいろ受信してしまい、帰国後契約中の通信会社から多額の通信料の請求をされるからです。
そう、これこそがローミングでした!
私の頭のなかでこの現象は国を跨いだときに起こるものだという認識でした。
しかしインドでは、このローミングが州を跨ぐと発生するのです。
私が最初に降り立ったコーチンはケララ州。そしてバンガロールはカルナータカ州。
バンガロールについたら現れた謎のRはそのお知らせでした。
Airtelの場合、ローミングであってもデータ通信(ネット)に関しては特に変わりなく使えます。
問題は電話代のほう。
そもそもコーチンで契約したプランにはあまり電話代はついてなかったので、短期留学を終えてバンガロールを出る前に底をつきました。
ただ電話は全然使ってなくて、たまにくるAirtelからのショートメールでほぼ削られてるんじゃないかと思うくらい。
しかし電話代の残高がゼロだといざというときに不安。
データ通信量の失効期限もわからないから聞きたいし、一緒に電話代のリチャージもしようとSEE Academy近くのAirtelショップへ行きました。
すると、データ通信量の失効期限は、なんと明日!ぎりぎりでした。
まだ結構データ通信量残っているのに・・・・。(たしか1GB弱残っていました。900MBくらいですかね?)
店員さんにこのデータ通信量の失効期限はは引き延ばせないのか聞きましたが、それは無理とのこと。
「しゃーない。まだ帰国まで一週間以上あるし、ちゃんとリチャージした方がいいな」と判断。
このAirtelのショップ店員がなかなかできる人で、私のスマホをお店のWi-Fiにつなぎ、アプリをシェアするアプリで自分のスマホからAirtelのアプリをインストールしてくれました。
それはAirtel Appsというもの。
そのアプリがかなり利用価値高いです。
Airtelを利用する方は必須と言っていいのではないでしょうか。
そのアプリを見ると、今その瞬間のトークバランス(電話代残量)、データバランス(ネット通信代残量)を確認することができます。
上の公式サイトのスマホの画像の中段に、左側に₹10、右側に1.25GBと書かれているところがそれです。
このアプリを知る前はショートメールで特定の番号を打つことで今のバランスなどを調べていましたが、このアプリのほうが断然使いやすいです。
私が店員さんに入れてもらったAirtel Appsは開くと、下の画像のこの画面からはじまります。
そして、My Airtelの部分をタップすると先ほどのデータバランスなどが表示される画面に移ります。
日本に帰ってきてから開いた画面なので、右側のデータバランスの表示がないですが、通常は₹3となっている反対側に△GBと表示されます。
そしてこの〇〇〇〇とリチャージプランが4つ並んでいる少し上の MORE PLANSをタップすると、リチャージのプラン一覧ページに移ります。
私はまずデータ通信を選びました。
あとインド滞在が一週間強ということで、15daysにすれば滞在期間をカバーできる。
できれば4G、せめて3G通信をしたい。ということで、
550MB 4G/3G 15 Days : 147Rs
というものをチョイス。
店員にこれにすると言うと、それを選ぶならこっちのほうが良いと勧められた。
そのプランがこれ。
Best Plans の欄にある、
Rs175=1GB 4G/3G/2G data for 28days
というもの。2Gの通信があるのが不安だったが、まだインドを離れるまで1週以上あるし1GBあるのは安心と思い、
店員さんに「じゃあこれでお願いします」とリチャージをお願いする。
電話の方はどのくらいのリチャージでどのくらいの通話ができるのか不明だったので、とりあえず70RsのFull Talktimeを選びました。
リチャージ自体はは店員さんのスマホによってものの数分で完了。
必要な書類はパスポートのみです。
この日の夜にリチャージが終了した旨のお知らせがショートメールで来てました。
さて、ここまでの話でわかったことは、、、
結論②:Airtel契約者は公式アプリを利用するのがおすすめ!!
だということ!
私がいれてもらったAirtel Appsは店員さんのスマホから直接もらったので、Play StoreやApple Storeでダウンロードする際は、my Airtelというアプリをダウンロードしてください。
一応アプリの公式サイトのリンクを貼っておきます。
http://www.airtel.in/myairtelapp/
公式サイトのページの一番下にそれぞれのダウンロードのリンクあり。
リチャージによって明らかになったこと
この数日後、判明したことが2つあります。
判明したことその1.データ通信量をリチャージすると、それまで残っていたデータ通信で失効期限が来たものも引き継がれる
つまり、私がこんなに残っているのにもったいないと思っていた900MBは、リチャージすることで繰り越されて使えるようになりました。
その結果1.9GBくらいの残データ通信量に。
いや、それ知ってたらもっと安くてデータ通信量少ないプランにしたわ。
もう1週間とちょっとしかインドにいないのにーーー。
となりました。
ということで、
結論③:データバランスの残量はあるのに失効期限が迫っているい場合は最低限のリチャージで繰り越せる!
判明したことその2.ローミングの場合、トークタイム(電話代)の残量は一瞬でなくなる。電話を受信するだけでかなりお金がかかる
私がリチャージしたトークタイム70Rsは、Airtelから勝手に来るショートメールと、お店からの電話を30秒くらい受信しただけですべてなくなりました。
ちなみにお店の電話とは友達と訪れたレストランがいっぱいで、席が空いたタイミングでお店側が電話してくれたときのもの。
こちらからは一度も電話しておりません。
それがリチャージした翌日の話。
「は?(怒り)」
ってなりますよね??!!!!!
私は少しばかりぷっちんとなって、その翌日にリチャージしたお店を問い詰めにいきました。
ちょっと一昨日リチャージしたばかりなのにどうなってんの?!!!!
まだ電話してないんだけど!!!!
って感じです。
怒鳴り散らしたりはしてませんよ。あくまで静かな怒りです。(そっちの方が怖い?)
すると店員は、(このとき2人店員がいて片方が一昨日対応してくれた人だったが、その人は他のお客さんの対応中だったので、もう一人のほう)
このSIMカードをどこで買ったかと聞いてくる。
(一昨日も聞かれたが違う店員なので)
コーチン国際空港だと答えると、
「そりゃローミングだからね」
みたいな対応。
店員によると、他州からのローミングの場合、州内での電話の受信でも通話料金がかかるのだそう。
おい。
なんだその当たり前ですみたいな対応はーーーー!!!!
っていうかそれ知ってんだったら、一昨日のうちに説明すべきだろ!!
それじゃ一瞬でお金消えますよって。
こっちはローミングっていう言葉もよくわからないんだー!!(やつあたり?)
という怒りが再発(いや怒鳴ってないよ。心の声だよ)。
きっとこのあたりの話はインド人にとっては常識で、ずっと大手キャリアにすべて任せっきりだった日本人は疎いんですね。
ただこういう場合はどうすべきなのか要領得ない店員に、超しつこくいろいろ質問をぶつけました。
そんなこと言ったら私はどれだけリチャージしなくちゃいけなくなるの?いくらリチャージしても足りないじゃん!
アンリミッテト(無制限)コールのプランあるけどこれなら大丈夫なの?
州を跨いだらその都度新しいSIMカードを買ったほうが良いっていうこと?
・・・と質問攻撃。
要領を得ない店員と超ごねてる私。
見かねたお客さんが助け舟をだしてくれました。
そう、一昨日対応してくれた店員さんがその時対応していたお客さんです。
その人が超はきはき!!超明瞭な受け答えのスマートな女性!
ありがとう!見知らぬインド女性!
その人が私の疑問をくみ取り、インドの常識をいろいろと酌みし、時には店員に質問して的確な答えを出してくれました。
そうして見出した解決策は、
①州ごとのローミングを解除するプランを買う
②自分の好きなトークプランを買う
まず、ローミングという制限を解除するプランなるものがあるらしい。
それを買うと電話を受信してもお金は取られない。
よってそれをまず買う。
その後、自分が電話するために普通のトークタイムを買うということ。
その肝心のローミングを解除するプランがどれだったか確信がないのですが、たぶんこれ。(違ってたらどなたかご指摘お願いします)
45日間で27Rsならこれ買った方が断然お得ですよね!
もっと長く滞在される方はよりお得な90日プランもあります。
次に②のトークタイムバランスを選びます。
公式アプリで最適なプランを見つけましょう。
短期滞在ならフルトークタイムのプランで良いと思いますが、もちろん通話すればするほど消費されます。
滞在期間や通話頻度・長さによってはお得なUnlimitedのプランの方がいいこともあると思います。
まず、BEST OFFERS FOR YOUでおすすめされているのがこれ。
それから、SPECIAL RECHARGE -STV, COMBOの欄には
こんなプランが。ちなみにSTD(Subscriber Trunk Dialing)とは市外電話のこと。街中でよくこの文字見かけます。
また、ISDは国際電話、PCOは市内電話だそう。
それから私のスマホにはショートメールでこんなメッセージが
参考にして下さい。
それにしてもややこしいインドのSIM事情。
インド人は州ごとにSIMを使い分ける人も多いそう。ヨガの先生もいくつもの電話番号もってたので、きっとそういうことだったんですね。
一つの州で長期間滞在する場合はその州のSIMを買ったほうがお得です。
弊害としていくつもの電話番号を管理しなければいけなくなりますが。
一方で一つの州に少しずつしか滞在しないような旅人の場合はいちいちSIM買いなおすなんて手間かけれられないですよね。
その場合は45日で27Rsのフリーローミングのプランをつけたほうが良いかと。
そういうわけで、
結論④州をまたぐとローミングになるということを考慮して通話プランを選ぶべし!
結論⑤リチャージにあたっては公式アプリとAirtelストアを駆使すべし!
インドでまず選ぶべき通信会社
補足として、通信会社につてのお話。
インドにはAirtel、Vodafone、Ideaなどのキャリアがありますが、特に強いこだわりがないかたは最大手のAirtelを選ぶのがいいと思います。
今回のインド滞在中、田舎を除いて都心部はどの都市でも4Gが繋がりました。ただ常に4Gというわけではなく、場所によって3Gやもっと遅い回線に落ちますが、ネットが繋がらなくて困ることはありませんでした。
ただ一か所ハンピでは電波が繋がらず焦ってゲストハウスのオーナーに相談しました。
するとハンピ村は立地的に(盆地なんですかね?)電波が届かないそうで、使えるのは政府が運営しているものだけだが、Airtelなら村の中で局地的に使えるとのこと。
実際村を歩いているとふとした拍子に電波を拾ってスマホがぶるっとなります。やはりハンピ村内では局地的に電波が届くみたいです。
その他のキャリアは全く繋がらないとのこと。
田舎もAirtelが強いと感じました。
リチャージをするのもAirtelだと対応しているお店が多いのでお店を見つけやすいです。
できるだけ正規のAirtelストアに行くと対応もしっかりしているし、公式アプリからリチャージしてくれるので楽で間違いがないと思います。
SEE Academyに通うかたは、大通りにAirtelストアがあるのでそこが近くて利用しやすいかと。
バンガロールそしてインドでのSIMという大問題まとめ
それでは、最後にこの大問題についての結論をまとめます。
結論①:インドでSIMをゲットするなら空港が超らく!!
→空港に売り場がなければ最寄りのAirtelストアへ→Airtelストアが近くにない場合はローカルストアへ
結論②:Airtel契約者は公式アプリを利用するのがおすすめ!!
→自分の今のバランスとその失効期限を知ることが最適なプラン選びへの近道!
結論③:データバランスの残量はあるのに失効期限が迫っているい場合は最低限のリチャージで繰り越せる!
結論④州をまたぐとローミングになるということを考慮して通話プランを選ぶべし!
→ローミングのまま利用する場合はローミングフリーのプランを一緒に買うこと
結論⑤リチャージにあたっては公式アプリとAirtelストアを駆使すべし!
→小さなローカルストアでは細かく説明してくれないお得なプランもあり
以上、私のインドでのSIMとの戦いの模様をお送りしました!
どなたかの参考になりますように!
それでは~