南インド短期留学

バンガロールからのショートトリップ★マイソール観光情報

なますてー!

もう日本は何だか夏を感じる日差しですね。インドから帰ってきて、四季っていいなと改めて感じているぺこ(@sekaigurashi)です。

 

今日はマイソール編の続き。

マイソールの観光情報をお伝えします!!

 

マイソールってどんな街?

マイソールの概観は前回の記事ですでに書きました。

 

ここで書きたいのは、旅してみて感じたマイソールについて!

 

マイソールは広大なバンガロールに比べると小さくまとまっていて観光がしやすい都市だと感じました。

 

 

 

バスも通っていて、GoogleMap経路検索が使えます。

(使い方はこの記事見てください!→【南インド短期留学7】バンガロールでのバスの乗り方

 

そのため、私は最初マイソール鉄道駅から宿近くまでオート1回だけ使いましたがあとはバス&徒歩移動で済みました。

道もインド平均より綺麗で歩きやすいです。

 

マイソール王国の中心都市だっただけあり、マイソール藩王国時代の宮殿が今も残っています。

 

今回はそのマイソール宮殿中心にマイソールの観光情報をお伝えしていこうと思います。

 

 

 

華麗なるマイソール宮殿

マイソールに来たら必ず訪れてほしい場所。

マイソール宮殿。

 

想像していたよりずっと豪華で、西洋のお城にも劣らないのではないかと思うくらい。

 

 

赤の帽子みたいなのがイスラム建築ぽいですね。でも建物自体はどことなく西洋の雰囲気を感じます。

 

それもそのはず、この宮殿はインド・サラセン様式というそのどちらともの要素を取り入れた建築様式によってつくられたそうです。

 

そのインド・サラセン様式とは神谷武夫さんの「世界のイスラーム建築」によると、

このように説明されています。

インドのコロニアル建築において ヴィクトリアン・ゴシック様式をベースとして、インドの伝統建築、とくにムガル建築をとりいれた 1870年代から 20世紀初めの様式。

インドを植民地にしていったイギリスは 現地の風土や伝統と無関係に、ヨーロッパの古典様式による政庁や公共施設を建設した。ところが そうした傾向の支配形態に反抗する「大反乱」(1858) が起こったために、コロニアル建築においても 現地の伝統様式である ムガル朝のイスラーム建築をとりこむようになる。当時は ゴシック・リバイバルの全盛期だったので、これをベースとして ドーム屋根や チャトリー、バンガルダール屋根 などを盛り込んで インド風の外観をつくった。

by 神谷武夫氏:「世界のイスラーム建築」>インド・イスラーム建築史ーインド・サラセン様式

 

 

・・・まぁなんか一気に難しくなりましたが、マイソールのマハラジャ宮殿は、ヨーロッパ×イスラム×ヒンドゥーということらしいです。!

 

わーすごい!(なんでだろう、この棒読み感)

 

 

この宮殿は1897年に全焼した木造の宮殿を、石や金属で再建したもの。1912年の完成です。

 

マハラジャの富と権力を駆使して完成したこの宮殿は、電気も使われていたりして意外と近代的。

 

その宮殿を今では外国人の一般庶民が見て回れるのだからすごいですよね。

 

 

 

 

このどでかい宮殿。建物もでかいですが、その周りの庭等の敷地はさらにばかでかい。

 

そしてその広い敷地には東西南北にゲートがありますが、出入りできるのは南ゲートのみ。

 

ええ、宮殿の周りを永遠と歩きました・・・。

 

 

 

 

そしてここがやっとたどり着いた南ゲート。

 

 

このゲートの左側の足のところにチケット売り場があります。

外国人は200Rs。でた、インドの外国人価格。

インド人はめっちゃ安いです。たしか30Rsだったかな?(うろ覚え)

でもこの200Rsには外国人用のオーディオガイド料が含まれていて、かつ見ごたえある宮殿なので、納得して支払えました。

 

そしてこのオーディオガイドが思っていたよりとっても良い!!!

 

しっかりした声の、日本語ガイドです。プロの仕事ですね。すごくいい声。

内容も面白く充実していて、音楽もインドの宮殿にいる感を盛り立ててくれます。

 

宮殿内に①、②・・・と書かれたボードが立ててあって、マイソールの歴史、建物、部屋、品々について教えてくれます。

さらに、

「・・・〇〇についてより詳しく知りたい方は▽■×番を押してください。」

というアナウンスもあり、全てくまなく聞いたら相当な長さだと思います。

 

わたしはじっくり1時間以上かけて宮殿内を回りました。

 

 

中でも印象的だったのが、婚礼のパビリオンとダルバール・ホール、そしてマイソール王家の守護神的な存在のチャムンディの話。

(実は女神の名前忘れて後々調べたんですが、たぶんチャムンディ・・・ですよね?)

 

残念ながら宮殿内は撮影禁止なので写真はありません。

 

その他、宮殿に入る前には靴を預けるために2Rsを支払います。

(これはインド人と同額)

 

 

この日は日曜日でマイソール宮殿はインド人観光客でいっぱい。

 

宮殿の敷地内には象もいました。

 

 

 

それから、ラクダもいました。

ラクダを眺めるインド人

 

 

宮殿の敷地内はとっても広いです。

炎天下の中いろいろ見て回ろうとするとけっこう堪えます。

 

日陰ない・・・

 

 

東門

 

 

 

 

 

 

 

 

双頭の鷹はシンボルマーク

 

宮殿の敷地内を走る観光用の車も走っていたので、それを利用してもいいかもですね。

 

それから、東側のゲートの外側からはちょうど宮殿がきれいに映ります!

 

おすすめ撮影スポットです。

 

 

また、日曜・祝日は夜18:30から無料開放され、ライトアップが行われるのでねらい目です。

(建物の中が見れるのは17:30まで)

 

 

マハラジャのいた時代に思いを馳せて、なんだかエキゾチックな気分になりました。

歴史の勉強にもなったし、面白かったです!

 

 

 

王国時代の雰囲気が残る?マーケットを歩こう

マイソール宮殿から北西に伸びる道を進むとデーヴァーラージ・マーケットという市場があります。

地図でみるとすぐそばではありますが、宮殿がでかいので南ゲートから歩くとなると意外と距離がありますね。

 

私はこういう庶民の生活が垣間見えるような市場は大好きです!!

 

市場の入口

 

 

このマーケットは、周囲を壁で囲まれていて、中はいくつかの細い道が通っていてごちゃごちゃしています。

 

 

 

 

野菜や花が大量に売っています。

 

 

 

バナナの葉もたくさんありました。

 

 

マイソール名産のサンダルウッド(ビャクダン)のお香やオイルも売ってます。

(が、質や値段は疑問)

 

 

マハラジャぽい?帽子もあります。

 

 

散策するのが楽しいですね。

 

 

 

王国時代の雰囲気が残る(?)マーケットをお楽しみください!

 

 

 

バナナの葉のミールズを食べよう!

地元の人で大盛況の庶民的なお店でバナナの葉に盛られたミールズが食べられます!

バナナの葉でインドご飯を食べたことない人は是非この機会にいかがでしょう。

 

場所はこちら。

私がお昼過ぎに訪れたときには激こみで騒然としておりました。

 

席の争奪戦といった感じで並んでいる人多数。

 

 

みんなバナナの葉をひいてごはんが来るのを待っています。

 

チキンビリヤニなどもありましたが、わたしはやっぱりベジミールズを。

 

 

美味しかったです!

ごはんもギーもお代わりしてお腹いっぱいになりました。

 

 

 

 

その他の観光名所

マイソール動物園:Sri Chamarajendra Zoological Gardens(Mysuru Zoo)

 

 

この動植物園、今回私は行けなかったのですがインド人にはすごくおすすめされます。

実際トリップアドバイザーでとても評価が高く、観光名所のランキングではあのマイソール宮殿をおさえて1位になっております。

かなり広いみたいなので気合を入れて臨みましょう。

 

 

 

チケットの値段はこんな感じ。

外国人料金が設定されないことを願いましょう。

 

 

 

位置的には、思っていたよりマイソール宮殿から近いので行きやすそうです!

 

 

 

 

チャムンディの丘:Chamundi Hill

チャムンディとはヒンドゥー教の女神の名前です。

チャムンディは戦いの女神で、シヴァ神の妻であるパールヴァティーの化身であると言われています。

そのため同じようにパールヴァティーの化身とされるドゥルガーやカーリーと同一視されることもあるようです。

 

その女神がマイソールとどんな関係があるかというと、

Mysore Dasara の公式ホームページに

The antiquity of Mysuru dates back to the days of the Mahabharata. Tradition identifies the place as the abode of Mahishasura whom Chamundesvari killed and the name Mysuru is associated with it.

 

Mysuru, or Mahishur as it was called in the past, traces its history back to the mythical past, when Goddess Chamundeshwari of Chamundi Hill, killed the wicked buffalo-headed demon, Mahishasura. This event that marked the victory of Good over Evil is the inspiration behind the Dasara festivities.

by http://www.mysoredasara.gov.in/

 

とあります。

 

つまり、マヒシャースラというマイソールの語源となった悪魔を退治した女神がチャムンディという女神なのです。

マヒシャースラがマイソールらへんに住んでいたんですかね?

このあたりのお話もマイソール宮殿のオーディオガイドで聞いたのですが、ちょっと記憶が曖昧・・・。

でもこの話はマイソールの成り立ちを語る上で欠かせない神話で、そのためチャムンディはマイソールに由緒ある女神であり、マイソール王家からも愛された模様。

 

 

 

そしてこの丘の上にはチャムンディを祀るお寺があります。

そういう意味ではマイソールの由緒正しいシンボルといってもいいんですかね?

 

 

標高1000mとそんなに高くないですが、マイソールの街を一望できるそうです。

 

GoogleMapではこんなかんじ。

結構景色がきれいそうですね!

 

この丘はマイソール中心部からバスで25分ほどのところにあり、バスはマイソールパレスの北西部にあるシティ・バススタンドから出てます。

 

地図はこちら!

 

 

 

ジャヤーチャーマラージェーンドラ美術館:Jayachamarajendra Art Gallery

美術館好きな方には、こちらもおすすめ。

宮殿が美術館にしたもの。マハラジャの私物など貴重なコレクションが見られる。

 

以上、マイソールの主要な観光情報でした!

 

ちなみに名産品としては、白檀(サンダルウッド)のほかに絹のサリーも有名!

確かにサリー屋さんがにぎわっていました。

 

マハラジャの街をぜひお楽しみください。

それでは!

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ぺこ
海外旅好きフリーランサー