なますて!
首の筋肉痛に際して、首にも筋肉があったことを痛感しているぺこ(@sekaigurashi)です。
今回はある意味ハンピ観光のハイライトとも言える丘登りについてです。
丘ね、そんなの楽勝でしょ。
と考えていた私はなめてました・・・。
私のいう丘とはマータンガ丘のことである
ハンピにはいくつか丘があります。
私が今回取り上げるのはマータンガ丘と呼ばれる丘。
どうやら、夕日を眺めるには最高のスポットらしい。
その丘はハンピ村からバススタンドの脇を通ってハンピバザールという道を進んだところにあります。
ハンピ村から丘の麓までは徒歩10~15分くらいでしょうか?
ハンピバザールの道
王国が栄えていたころはバザールが賑わっていたのでしょうか。
さらに進むとお目当ての丘が見えてきます。
右手のがそれです。
麓には巨大な牛の像。
ナンディーですよね?
ここを右手にすすむと、丘への標識が。
この先のようです。
ハイキングだー!
と思って軽い気持ちで行ったのですが・・・・
死ぬかと思いました。
この2匹の牛さんを通り過ぎるとだんだんと様相が
・・・登山ぽくなってきます。
この時3人で登ったんですが、1人ビーサンで来る気満々だった人にスニーカーを薦めておいてほんと良かったです。
ここでこのブログを見てくれている貴重な方にもこれだけは言っておきます。
マータンガヒルは「ビーサン。ダメ。ゼッタイ。」
いや、このぐらいだったらビーサンでもいけるっしょー
と思った方、この丘はこれから恐怖のデスゾーンに突入します。
だんだん岩々してきたなー、と思っていると
突如、岩の階段が出現。
え?ここ登るの?と一瞬でサーっと悪寒。
ただそりたつ岩を削っただけの階段。
もちろん手すりもなし。
落ちたら、骨折では済まないレベル。
かなりビビりつつ、岩に手をつきながら登ります。
その後も岩場が続き、
少し開けた場所に出ます。
ここで頂上かな?ここまでで十分怖かった!
ここでも十分いい景色だし。
と思ったのですが、先に登って行った人たちがいない。
上から声が聞こえる。
=まだ先がある
まじか。と思いつつ、ここまで来たら頂上まで登るしかない!
と恐怖を感じる心を奮い立たせて登ります。
しかしこの先はさらに危険でした。
岩に白い粉の線があって、たぶんこの先行くと落ちるよというもの。
ここ、落ちたら死にます。
ここがこの丘登りで一番怖いんじゃないかと。
そして、いや、まじで誰か足滑らせて死ぬんじゃないかと思うレベルで危ないです。
恐怖のデスゾーンです。
日が暮れたら登ってはいけません。
このデスゾーンを抜けると建物があります。
ここが頂上です。
ここでみんなで夕日を待ちます。
違う惑星に来てしまったかのような岩だらけの景色と夕日という幻想的な風景・・・。
しかし、私たちはこの夕日にうっとりしている余裕はありませんでした。
いや、うっかりうっとりしていたらやばいという焦燥感というべきでしょうか。
何を隠そう、私たちはこれまで登ってきた道を下らなければいけないのです。
この焦りは、そう、この場にいた誰もが感じていたであろう、「暗くなる前に麓に着かないとやばい」というものでした。
「よし、夕日見たね!早く降りよう!」
という感じ。
この場にいた全員(知らない人含む)に、「みんなで生きて下界にもどろう」という妙な連帯感がありました。
急き立てられるようにみんなで丘を下ります。
途中のやばいところはインド人(知人でない)と手と手を取り合いつつ、、
本当に助け合いの精神。(人命救助?)
なんだろうこの連帯感。
そして私たちは生きて下界に降り立つことができましたとさ。
めでたしめでたし。
ということで、くれぐれも
- ビーサン。ダメ。ゼッタイ。
- 日が暮れる前に降りてこられるように登る
の2点をお忘れなく。
あと、一緒に登っていた高所恐怖症の友人は途中であきらめて下山しました。
無理は禁物です!
安全な丘登りを!!